標高約260m、千手院の庭に露出した貝殻石灰岩で、岩はだが長い年月の間に地下水で溶かされ、そのあとが、浪に洗われたあとのように見えることから浪形岩の名称がつけられた。
この石灰岩は、カキ、ハネガイ、ベンケイガイなどの貝類の化石から形成されていて、まれに、サメの歯、ウニの化石も見られる。
時代は、中新世(約2000万年前)で、当時このあたりが浅い海であったことがわかる。その後、この土地は、造陸運動を経て現在の位置に隆起した。幕末に、千手院の住職証算和尚が庭を掘り出したことにより、すばらしい景観を織りなしている。
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所在 | 〒715-0001 岡山県井原市野上町971 |
名称 | 千手院 |
電話 | 0866−63−1163 |